努力ってなかなか身に付きづらい、難しいものであると思いがだけど・・
あるアイドルグループのリーダーが言っていた言葉を思い出す出来事がありました。
人生の中には今まで全く気にしていなかった言葉でもふと気付かせてもらえる時があるんだなと思った出来事です。

 

会社に入って5年目の事、仕事もだんだん分かってきた時の事です。
春になると会社の中で色々と動きがあり辞令の発表の時がありました。
「今回はどの先輩が出世するのかな、もしかしたら自分が出世できるかも」胸を弾ませ興味津々に社長の話を聞いていた時です。
「○○課係長に○○！」、なんとその人物は自分と同じ年、同期の人でした。
社内は騒然と共に、おめでとうで拍手喝采、同時に自分を庇うもう一人の自分がいました。

 

「あいつは世渡り上手だなあ、どんな手を上司に使ったのだろう？」疑いの気持ちや悔しい気持ちでイッパイ。
同時に得意先変更もあり自分は出世した同期の得意先様を受け持つことになりました。
悔しい気持ちで腹の中は煮えくり返っている状況、自分の気持ちはもうやる気ゼロ、思うことは自分にとってのマイナスの事だらけ、負の連鎖の始まり。
会社から見放されたと自分自身で追い込み、「しょうがないよ！早く出世できるように頑張ろう！」と励ましている自分もいました。
ある日、上司と昼飯を食べに行ったときの事、上司は私にこう言いました。
「あいつは見えないところで頑張っていた、結果は必ず帰ってくるなあ」。
おそらくその言葉は上司からの私を鼓舞してくれる言葉でした。
その言葉に私は「はっ！」と同時に今まで社会人人生、「自分がとってきた行動」、「これで良かっただろうか」、見直せる良いきっかけを貰えた気がしました。

 

その後、私は同期に早く追いつこうと気持ちや仕事内容を一新、3年後には同じレベル、課長に昇り詰めることが出来ました。
この一件で私が得たことは（やるかやらないかは自分次第、一度きりの人生だもの、良い人生にするには自分次第である。）という大きな出来事でした。